プロフィール

鍼灸師 黄杏里(こう あんり)

プロフィールフォト
【取得資格】
はり師/きゅう師/あん摩マッサージ指圧師
メンタル心理カウンセラー
漢方アロマセラピーアドバイザー
食育インストラクター
乳幼児食育マインド
ベビーヨガレッチ
赤ちゃんサイン
チャイルドカラー&アートヒーリング
クッキング&ブレッドライセンス

 

  ご挨拶 

初めまして、はり・きゅう治療室Holistic design Acumo(ホリスティックデザインアキュモ)の黄杏里(こうあんり)と申します。当室のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

私が鍼灸の道を志すきっかけとなった出来事は、一卵性双生児の妊娠、そして娘達の死でした。

妊娠6ヶ月(21週)の時に双胎間輸血症候群(TTTS)という一卵性双生児に起こる特殊な病気になりました。
妊娠継続が難しく、その後羊水過多のためお産が進み、普通の出産と同じように陣痛を感じ2人を産みました。
しかし、産声は聞こえませんでした。精神的にも、肉体的にも辛い時期がありましたが、
周りのサポート、特に鍼灸師の母の治療のおかげで笑うことができるようになったのです。(母も鍼灸師をしており、幼い頃からカーテン越しに母の治療風景を見ていましたが、鍼灸は心と体にポジティブに作用するんだ!と感動していたのを覚えています。)

その時に決意しました。同じような思いをしている方のために、マタニティーケアに強い鍼灸師になろうと!!

鍼灸の道に入ってから3年間は、マタニティーケアを専門にしている先生の元へ治療風景を見学に行き、実技は母をモデルにして直接指導を受けていました。
(母は東京慈恵会医科大学付属病院の麻酔科と医療連携し、顔面神経麻痺や脳疾患、手術後の後遺症、交通事故の後遺症、癌や膠原病などの難病を治療しています。)

その後専門学校では日本鍼を習い、自宅では中国式鍼灸通電治療の医療鍼を学びました。

学生時代に1番印象的だった出来事があります。
2010年1月、母の何十年来もの患者さまが早朝に来室されました。
彼女は還暦まで国税局の総務にいたバイタリティーに溢れたキャリアウーマンでした。85歳で甲状腺癌末期。
彼女は施設から隠れて抜け出し、母の元へ来たのです。彼女は声が無くなる前に私に伝えたい事があると言いました。
「大先生(母)のようになりなさい。勉強をしなさい。人の命を助けなさい。
博愛の精神で。これからのことは私があんばいするから何も心配いらないわっ。」 と・・・

私は学生だったので、母の施術の横で手作りの蜜蝋クリームを顔から足のつま先まで塗ってあげました。
「あらっ、高級エステに来てるみたいね!私艶々だわっ」 私は感情を抑えきれず泣きじゃくってしまいました。
母は笑顔で楽しい話しを続け、心の準備、気持ちの整理を手伝っているように感じました。

翌朝、母は心配して彼女の携帯を鳴らしました。
息子さんが出て

「母は明け方他界しました。」

初めて母は泣き崩れました・・・
「母は先生に1番に来てほしいと思うので最後にいらして下さい。」 2人でお別れをしにいきました。

人間は死んで間もない時は心臓が止まっていても身体の機能は止まっていない!と、母は耳元で話し続け、
2人で蜜蝋クリームを塗りマッサージをしていると、息子さんが

「見てください!母が笑っています!」

あの笑顔は一生忘れません…

母は人間が持った本来の力で苦しまず死んでいく手伝いを・・・
私は母とは逆に生命の誕生の手伝いをしたい・・・
そんな強い想いを胸に、現在日本鍼と中国鍼を操る鍼灸師になりました。

専門はマタニティケアだけでなく、西洋医学ではなかなか治療が難しい女性特有の不定愁訴、めまいや頭痛、胃痛、難聴、心のトラブル、更年期障害、アレルギーなどに加え、
不妊症や子宮内膜症、子宮筋腫、バセドウ病、橋本病、SLE、脳梗塞後の麻痺、癌、手術後の癒着など小児から高齢の方までの様々な症状を治療してきました。

私の強みは、母から継承した効かせる医療鍼が打てることだと思います。

鍼灸専門学校を卒業と同時に慶應大学医学部医学研究科神経内科修士課程に入学。
頭痛の中でも1番激しい群発頭痛の基礎研究をしていました。さらに同時並行して、病院から近い四谷三丁目に女性とコドモのはり灸ケアルームHolisticDesignAcuMoを開設。
二足のわらじで研究と治療の日々を3年続け、その後技術向上のために活動拠点をNew Yorkに移しました。

プライベートでは2人の男の子のお母さんです。
下の子はNYで妊娠が発覚し、セルフ鍼灸と東洋医学に興味のある女性医師と運命的な出逢いをし、鍼灸技術を教えながら実技は自らモデルになりマタニティーケアをしていました。
そのおかげで高齢出産にも関わらず、スピード出産で安産でした。

たくさんの女性と関わってきて痛感したことは、妊娠・出産・産後で女性の人生はがらりと変わるということです。
そしてわたしには、すべてのお母さんに自然分娩をさせてあげたいという強い思いがあります。
最近は帝王切開や逆子、お産中に体力が落ちてしまいスムーズに陣痛が進まない方が多くいらっしゃると思います。
妊娠前からのカラダのケアがとても大切です。一緒にサポートさせてください!

2018年8月1日、NYから帰国し、育児休暇を終え日本で再始動いたしました。
私の人生はジェットコースターのようですが、あのとき踏ん張れたから今の自分があると、今でも当時の学ぶ姿勢を忘れずに日々、患者さんと向き合っています。

鍼灸治療を通して、痛みで苦しんでいる方、ストレスによる不調で悩んでいる方の笑顔を取り戻し、
心身ともに健康で美しい人生を過ごすことができる社会の実現に貢献して参りたいと思っております。

2013年10月 HolisticDesignACuMo開設
2016年9月 NY渡米のため閉院
2017年夏 セルフマタニティー鍼灸で息子を出産
2018年8月 育児休暇を終えアキュモ再始動!!

学歴
Salem International University
日本鍼灸理療専門学校花田学園
慶應大学医学部医学研究科神経内科学修士

 

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